甲南オケって?
甲南大学文化会交響楽団(こうなんだいがく ぶんかかい こうきょうがくだん)
それがこの部活の正式な名前になります。文字通り「甲南大学」にある「文化会」という団体に所属している課外活動団体(=部活)です。
ちょっと長い名前なので、普段は略して「甲南オケ」や「甲響(こうきょう)」などと呼んでいます。また、学内で単に「オーケストラ」や「オケ」と言えば、この部活のことを指します。
少しだけこの部の歴史について触れておきたいと思います。
創立は1953(昭和28)年。今年(2023年)で創立70年目になります。創立当時の団員数は11名。楽譜はすべて手書き、予算や練習場所も無い状態だったその様相は、「砂漠に立つオーケストラ」とまで言われていたとか。
しかし、創始者の音楽に対する情熱は凄まじく、他大学や他の部活からも賛助を招いて、その翌年(1954年)には早くも最初の定期演奏会(旧・第1回定期演奏会)を開催します。さらにその翌年(1955年)には第2回目の定期演奏会を開催しますが、1956年から1960年までの5年間は先述の悪条件のためか、演奏会を開催していません。
そして1961(昭和36)年9月、大阪朝日会館にて再び定期演奏会が開催されました。なお、この時に定期演奏会の回数を1から数え直しています。つまり、2015年12月に開催される「第55回定期演奏会」とは、この新・第1回定期演奏会から数えて55回目、と言うことになります。
団員数は2015年4月現在でおよそ50人。これだけの人数がいるので、大学に入って初めて楽器に触れたという人もいれば、小さな頃から楽器をやっていたという人まで、本当にいろいろな人がいます。そして、それぞれが切磋琢磨しながら、活動中の時間はもちろん、授業の空き時間や放課後、休日などを利用して技術の向上に努め、ひとつの音楽を創り上げるべく日々練習しています。
過去の演奏会の記録→ 甲響Archive